ドボルザークはワーグナー推し。

ドボルザークはワーグナー推し。

ドボルザークはワーグナー推し。

2023/12/01
【ご注意】このブログはVIDEO-GOISのスタッフに向けて、クラシック音楽に親しんでもらい、作品のスキルアップを目指してもらうことを目的として開始されました。そのストックを公開しているもので、表現や内容、考え方について専門的なものではございませんのであらかじめご了承ください。


彼が劇場のオーケストラ団員だったとき、この時の指揮者として迎えられたのがスメタナで、このオケをきっかけに彼はスメタナと出会い、彼から多くのことを学ぶことになるんだ。

その後彼は作曲に専念するためにオーケストラをやめてしまうんだけど、実はあんまりパッとした成果は挙げられていないんだよ。

ドボルザークはワグネリアンだったと言われていて、

ワグネリアンとはワーグナーの熱狂的なファンで、もはや宗教的チックに崇拝している人たちのことを指している。
ちょっと共産主義と言うか、政治的思考の強い人が多いと言われているんだよ。有名な人としてヒトラーが熱狂的なワグネリアンだったと言われているんだよ。

ドボルザークがあまり政治的な発言をしている史実は見られないので、彼は純粋にワーグナーの音楽を好きだったんだと思う。

ワーグナーのニュルンベルグのマイスタージンガーの初演を見たときに、これに触発されて自身もオペラを作曲している。だけど、これが不作だった。

スメタナは音楽的な「天才的で異理念に満ちた素晴らしい作品」と高評価している一方、この曲が初演されることは無いだろうとも言っており、事実聴衆に披露されることはなかったんだ。

結局、ワーグナーのマネをして、理論武装したんだけど聴衆のことは置き去りになっていた独りよがりなものだったということなのかな?彼のこの頃の作品はこういった事が多かったらしい。

ドボルザークがワーグナーの音楽手法をやめて独自の音楽を作り出すようになると、彼の作品は多く演奏されることになるんだ。
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