卒業後はオケのビオラ奏者になったドボルザーク

卒業後はオケのビオラ奏者になったドボルザーク

卒業後はオケのビオラ奏者になったドボルザーク

2023/11/30
【ご注意】このブログはVIDEO-GOISのスタッフに向けて、クラシック音楽に親しんでもらい、作品のスキルアップを目指してもらうことを目的として開始されました。そのストックを公開しているもので、表現や内容、考え方について専門的なものではございませんのであらかじめご了承ください。


さて、苦学生だったドボルザーク。でもその才能は豊かで、優秀な成績で学校を卒業するんだ。彼は音楽で生計を立てるためにまずはオーケストラのビオラ奏者として入団する。ちょうどこの頃プラハ国民劇場の建設が始まっており、その仮劇場の劇場オーケストラの奏者となるんだ。

作曲に専念するためにオーケストラの楽団としての活動は10年弱なんだけど、彼の交響曲にはある特徴があって、とてもビオラが活躍すると言うか、ビオラに美味しい部分が要所要所に入っているんだ。

ビオラって、あまり目立たないどちらかと言うと音楽を支えているような、色々な楽器の音色をブリッジしている非常に重要な役割ではあるんだけど、目立ったソロはそんなにないという楽器。

でも、ドボルザークの交響曲には結構美味しいビオラのメロディーがあるんだよ。
私の友人のビオラ奏者はやはりドヴォルザークを演奏すると嬉しいと言っていました。
撮影するときはこの辺を注意しておくとお客さんは喜ぶね。

まあ、オケ奏者としてのドボルザークの史実はあまり無いんだけど、彼のこの時の経験が後の作品づくりに役立っているのではないかな?

彼は、オケの奏者と同時に作曲も積極的に行っており、このとき初めての交響曲を書くんだけど、彼が生きている間に演奏されることは無いばかりか、彼自身この曲の存在を忘れてしまったそうだよ。

因みにおそらく交響曲第1番なんだと思うけど、私も聞いたことありません。
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